その症状は高血圧かも?症状と発症の原因

その症状は高血圧かも?
症状と発症の原因

高血圧の危険度チェック

次の項目に多くあてはまる場合、高血圧の可能性が高いため生活習慣の見直しが必要です。

  • 1.
    太っていて、適正体重を10%以上オーバーしている
  • 2.
    近頃、運動をしていない
  • 3.
    薄味は食べた気がせず、しょうゆや塩を追加してしまう
  • 4.
    毎日、瓶ビール(中)3本以上か、それと同等の飲酒を行っている
  • 5.
    たばこがやめられない
  • 6.
    ストレスが多い環境にいる
  • 7.
    家族(血縁者)に高血圧の人がいる

主な原因

一般的に、高血圧とは「本態性高血圧」のことを指しています。
「血圧」とは、全身に血液を送るために必要な圧力で、心臓が収縮して血液が送り出されるときの最も高い血圧を「収縮期血圧(上の血圧)」、心臓に血液が戻ってきているときの最も低い血圧を「拡張期血圧(下の血圧)」と呼びます。

必要以上に血圧が高くなることで、血管に負荷がかかり最悪の場合、
血管が破裂したり閉塞(詰まる)したりして重篤な病気につながります。
高血圧の発症は、何らかの原因で血管が狭くなったり、血液の量が増えたり、血液がドロドロになったりすることが主な要因です。

血圧は、常に一定ではなく

  • 体調・体温
  • 気温
  • 食事
  • 運動
  • 喫煙
  • ストレス・睡眠時間

など、さまざまなことで上下します。
さらに、高血圧の人は血圧の変動が激しくなるため、日常生活においても注意する必要があります。

受診のタイミング

受診のタイミング

高血圧には特有の症状などはありません。血圧が過度に上昇してしまった場合、頭痛やめまい、視力の低下、吐き気といった自覚症状をともなうことがあります。また、気づかないうちに重症化した場合、脳卒中や心筋梗塞などの合併症を引き起こすこともあり、命の危険にもつながります。
健康診断等で高血圧と判明した際には、できるだけ早く医療機関を受診のうえ精密検査、治療を開始することが大切です。

治療方法

高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物治療の2つによっておこなわれます。

  • 1

    生活習慣の改善

    次のようなことが推奨されています。

    • 塩分は6g/日未満
    • 野菜や果物を積極的にとり、コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える
    • 適正体重を維持する
    • 毎日30分以上の有酸素運動をおこなう
    • アルコールを控える
    • 禁煙
    • 十分な時間と質の睡眠
  • 2

    薬物治療

    生活習慣の改善だけでは血圧が下がらない場合、血圧を下げる薬(降圧薬)を服用して、
    まずは目標血圧まで下げるよう治療を始めます。